第5回 ニソコンVR開催

2022夏にバーチャルマーケット2022 Summer公式とのコラボ企画として実施された世界最大のメタバースにおけるロボコン「ニソコンVR」。
その第5回大会が8月5日(土)に開催されます!

数々の企業・団体にご協力いただき、第5回ニソコンVRもROBO-ONEの本選出場権(認定権)が授与される認定大会として開催!
その他、多数の賞品が、スポンサー様より授与されました。

今回の舞台は宇宙! ということで月面重力での格闘技大会となります。
今までとは違う、ロボットの動きにご注目下さい。
参加希望の方はconnpassにて申し込みをどうぞ締め切りは8/1の23:30です。
https://nisoconvr.connpass.com/event/289010/

ニソコンVR宇宙大会

かつてROBO-ONEで予選競技が実施されていたROBO-ONE宇宙大会をモチーフにした宇宙競技も同時に開催します。

こちらは15:00にワールドに集合していただき、そこから大会を開催いたします。 「garugaki」にジョインして下さい。

優勝賞品は3Dプリンター用フィラメントまたは3Dプリント権!
事前登録不要ですので、お気軽にご参加ください。

操作方法はこちら

ニソコンVRとは (大会開催のきっかけ)

「ニソコンVR」は、VRホビーロボット集会のメンバー、バンボー(Bambo)氏の開発したVRロボットシミュレーター「Yenda(読み:イェンダ)」を用いた、メタバースで開催する仮想二足歩行ロボットの格闘技大会です。

名前の由来である、「ニソコン」は、ROBO-ONEの派生イベントとして、2009年から実際にリアルで年2回のペースで開催されてきた二足歩行ロボットの格闘技大会です。
ちなみに、このニソコンという名前は神矢みのる先生の漫画「アクト・オン!」に登場する二足歩行ロボットコンテストの名称で、神矢みのる先生の許諾を頂き大会名として使用しています。

2021年の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延に伴い、ロボットコンテスト等のイベントも制限されている背景があり、大会の中止が相次ぐなか、参加者の有志で「コロナ禍で開催できないロボットコンテストを、なんとかメタバースで再開させよう」という志で作り上げたのが、VRChat上で開催する、「ニソコンVR」なのです。

2022年夏に開催した第3回大会では、バーチャルマーケット2022の会場(VketPlaza -CyberMode- VIVID PARK )にて、バーチャルマーケット2022 Summer公式とのコラボ企画として実施されました。

現在では、
・遠隔の人でも気軽に参加できるロボット大会を開催する
・多くの人に二足歩行ロボットコンテストについて知ってもらう
を目的に、システムのアップデートと大会の定期開催を目指しており、今回、第5回大会は8/5に開催されます。

Yendaを搭載したワールドは大会期間外も開放して、どなたでもいつでもロボットを動かせるようになっています。
現実では物理的な故障が心配なロボットも、VR上では故障を気にせず動かすことができますので、お気軽に遊んでみてください。

VRChat ニソコンVR競技場 – Worldへのリンク

過去大会の記録

大会名「ニソコン」「ニソコンVR」は、漫画家 神矢みのる先生の「アクト・オン!」に登場する大会名が由来になっています。「ニソコンVR」の開催にあたっては、神矢みのる先生に許諾をいただきました。

VRホビーロボット集会とは?

garugaki氏(主催)の呼びかけにより、2020年10月より活動を開始した、ホビーロボット愛好家のVRChat内における集会(コミュニティ)の名称です。
月末土曜日の夜に集まり、情報交換のために集会を開き、それと併せて、不定期で忘年会や新年会などを開催しています。幅広く、モノづくり全般に興味がある人を対象とした、情報交換の場になっています。

この集会は、当初、二足歩行ロボット格闘技大会「ROBO-ONE」の参加者がコミュニティを作ったこともあり、長年ロボットを製作している玄人から、学生さん、VRChatで新しくロボットに興味を持った新規ユーザーが参加してくれています。

自作ロボットの3D CADのデータをVRChat用にコンバートして、アバターとして集会にもってくるメンバーが多いのもこの集会の特徴です。

是非、お気軽に遊びに来ませんか?
集会開催のアナウンスは、@nisoconVRのTwitterをご覧ください。

どっちが実機?どっちがアバター?

メタバースでのロボコン、それを支えるVR技術「Yenda」

メタバースで、仮想二足歩行ロボットの格闘技大会を開催するにあたって、二足歩行ロボットの動きをシミュレーションするためのシステムとして、バンボー(Bambo)氏により開発されたのが、VRロボットシミュレーター「Yenda(読み:イェンダ)」です。
Yendaとは、チェワ語(東アフリカ マラウイの国語)で”歩く”という意味になります。

Yendaは、実際に市販されているホビーロボット実機の制御システムと同等のものをVRChatに移植したシステムになります。

仮想二足歩行ロボットの動作(モーション)に関して、VRChatの基幹システムであるUnityの「アニメーション」と呼ばれる仕組みを使わず、ロボット実機で使っているモーションファイルをUdon(※)に変換するシステムを開発し、ロボットの動きを制御しています。

この技術により、VRChatの物理シミュレーション空間内で、現実のホビーロボットと同じように、ロボットモデルをリアルタイムで制御できます。

また、メタバース空間で、ロボットコントローラー実機の操作のに近い操縦が出来るロボット遠隔操作の仕組みも作りました。

これにより、ロボット操作中は、一時的にVR機器のコントローラーで直接ロボットを操縦できます。まるで実際の二足歩行ロボットを操縦したときに近い体験が可能になりました。

ロボットTVゲームとロボットシミュレーターの大きな違いとして、ロボットシミュレーターは物理演算により実世界のロボットの動きを再現させているところにあります。
これはゲームではなく、あくまでもメタバースでの、「ロボットコンテスト」なのです。

※ UdonとはVRChatに用いられるプログラム言語です